良い住まいとは

-住まいづくりの第一歩-

 

住まいづくりの第一歩     更新履歴

2011年8月20日更新

 

住まいづくりを考えるときには、まず良い住まいにしたいと考えるでしょう。
この良い住まいという言葉はよく耳にしますが、一体どんなものなのでしょうか。


住まいをいいと感じる部分には、いろいろなものがあります。

使い易いキッチンや便利機能の付いた浴室・トイレなど、機能的に便利な住宅があります。
住まいの中でも、便利な機能の付いた設備機器は一番新製品が多い分野で、日々新しい製品が生まれています。

仕上材料でも、空気をきれいにする壁や自分で汚れを落とす外壁や窓ガラスなど、便利な機能が付加された製品がたくさん発売されています。
このような高機能・便利さは良い住まいと感じるポイントとして、一つの代表的なものでしょう。


住まいの耐久性や耐震性も、良い住まいの条件といえます。
住まいが傷みにくければ、メンテナンスにかかる手間も省けますし、なにより住まいの傷んだ様子も見ずに済みます。
また住まいが傷んでくると、雨漏りや地震に弱くなったりするので、住まいの耐久性は大切なのです。

住まいが地震に強いことも、最近の大地震発生の多さを考えると、重要な要素といえます。
とはいえ、現在の法規にきちんと適合した住まいであれば、地震の際に倒壊しないだけの強度は確保しているので、それほど重視する項目ではありません。
それよりも、室内の家具の転倒防止などを優先して対策を行なうべきです。


高い断熱性光熱費の少なさも、良い住まいの一つの要素といえるでしょう。
最近のエコロジー重視で省エネルギー化の流れは、住まいにおいても例外ではありません。

断熱性能を高くすることで、冷暖房にかかる費用やエネルギーを減らせます。
また、エネルギーを効率よく使うことが出来るLED照明や給湯器などを採用することで、光熱費を減らすことも可能です。

ただ、断熱性能を高くすれば光熱費が必ず安くなるというのは、ちょっと短絡的ともいえます。
自然換気が上手に出来る住まいや、太陽から届く熱を上手く活用できる住まいならば、冷暖房する時間を大きく減らすことが出来るので、光熱費も減らすことが出来るのです。


光や風の心地よさも、良い住まいの大きな要素といえます。
適度な明るさや、時間の経過を光で感じ取れるような心地の良い住まい、人の心に訴える部分を持った住まいも、良い住まいには欠かせない要素なのです。

くつろいだところにそよ風が吹いてきたり、外の涼しい空気を上手く取り込むことで室内を涼しくしたり。
住まいのなかで心地よさを感じることは、良い住まいのためには欠かせない要素といえます。



このように、一言に良い住まいといっても、いろいろな要素があることが分かります。
特に便利さや耐震性や光熱費などは、比較的分かりやすい為に、ハウスメーカーでのセールストークにも良く利用されます。

しかし、住まいの心地よさ、これについては、なかなか人に伝えることが難しいものです。
ですからハウスメーカーにとってはセールスしづらく、弱点ともいえる部分となっているようです。

しかし、良い住まいのためには、この心地よさを感じることは重要な要素です。
住まいでくつろぐ為には、住まいの心地よさ は欠かせないものなのです。
ここを重視する住まいは、ハウスメーカーより建築家の方が上手に作ってくれることも少なくありません。


良い住まいづくりのためには、このいろいろな要素の中で、重視する部分を決めることが重要です。
そして、その重要な部分を上手に作ってくれるところに住まいを依頼することが大切なのです。

そこに住むあなたの家族が満足する住まい、これが本当の良い住まいなのです。
つまり、良い住まいは、家族の数だけあるといっても過言ではありません。

   

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