建材と設備のいろいろ2

-住まいづくりの第一歩-

 

住まいづくりの第一歩     更新履歴

2011年8月19日更新

 

では続けて、住まいで使われるいろいろな設備について、見ていきましょう。

暖房には、エアコン・床暖房・オイルヒーター・ファンヒーター・ストーブ・暖炉などがあります。
それぞれに長所と短所があり、住まいの作りや断熱性能からみても向き不向きがあります。
一般的には、快適さでは床暖房、趣きでは暖炉が有利です。
エアコンで暖房する場合は空気が乾燥しすぎる場合が多いので、加湿器を併用するなどの工夫が必要です。

冷房はエアコンが主になりますが、蓄冷方式や地熱(冷たさ)を利用する方法や、輻射冷房など特殊な方式もあります。
扇風機や冷風扇などは、必要に応じて活用しましょう。
2階とつながる吹き抜け部分などでは、扇風機を利用して室内の空気を混ぜると、1階の寒さや2階の暑さを均一にすることができます。

トイレでは、便器の節水性能とウォシュレット機能がポイントでしょう。
最近ではデザインが優れたタンクレス便器も多くなっていますが、結構高価です。

洗面は、デザインを優先するか、機能を優先するかで選択肢が大きく異なります。
デザイン優先の場合、カウンターに洗面器を取り付けるシンプルなデザインが主流で、タオルなどの収納機能を別に考える必要があります。
機能を優先する場合は、システムタイプの洗面台を使用するのが一般的です。

浴室では、防水不良や結露によるトラブルが少ない、ユニットバスやシステムバスが主流になっています。
コストに応じて、デザインや機能も様々です。
断熱・保温性能が高いユニットバスも多くなりつつあり、注目といえるでしょう。
自由な形の浴室や桧風呂など特別な浴室を作りたい場合は、従来とおりの浴室の作り方で作ります。
最近では防水を確実に行なうことが出来るので、トラブルの心配はほとんどありません。

キッチン、これは千差万別と言って良い状態です。
専門メーカーも多く、コストやバリエーションも多彩です。
選択のポイントは、カウンターの使いやすさと本体部分の耐久性、そして必要な機能があることです。
ショールームに出かけると、便利な機能に目が奪われがちになります。
しかし過剰な機能はトラブルの原因を増やすことにもなるので、必要なものだけを選ぶ割り切りもポイントです。

設備は、性能とデザインとコストのバランスを取るのが大変でもあり、選ぶ楽しみでもあります。
最終決定まで、じっくり選ぶことが重要なのです。
また最新の機能より安定した機能を選ぶことが、コストパフォーマンスを高めるポイントです。
もちろん選ぶのは最新機種なのですが、一つ古いモデルの最新機能はモデルチェンジした際に一気に安くなったり、製品が安定することも多いのです。

   

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