工事費のチェックポイント

-住まいづくりの第一歩-

 

住まいづくりの第一歩     更新履歴

2011年8月19日更新

 

住宅の工事費をチェックする際には、工事費が予算内におさまっていることが絶対条件です。

住まいをハウスメーカーに依頼した場合は少ないのですが、建築家に依頼すると、一番初めの見積書は予算オーバーであることも少なくありません。
また見積り金額をチェックする場合には、カーテンや照明など住まいに不可欠ながら含まれていない物のチェックも行ないましょう。
その上で、予算以内に収まるような変更を行なうか、予算を増やすことが必要となります。

しかし、特に住宅ローンを利用している場合には予算を増やすことは困難です。
貯金で建てる場合でも、貯金を使い果たしてしまうと将来の生活が不安になるので、できれば予算内に収めるべきでしょう。
ですから基本的には、予算以内に工事金額が収まるように、住宅の設計を見直す必要があるのです。

住宅の工事費の金額と予算が大きく違っている場合(3割以上)は、床面積の減少を含めた、大きな計画変更が必要になる場合もあります。
もしくは、住まいの工事開始を延期して、お金を貯めるという方法も考えましょう。

工事費と予算がさほど違わない場合は、住まいの計画にちょっとした変更を行なって、工事費を予算に合わせます。
仕上材料や設備の贅沢な部分を一般的なグレードに変更したり、当面必要がない内壁や扉を省略したり。
棚や家具などをコストダウンしたり、庭造りを省略したりして、工事費を予算以内に収める為の変更を行なうのです。

この減額部分は、住まいの夢がしぼんでしまうような感じを受けることもあります。
しかし実際の住まいの住み心地に関しては、それほど大きな影響はない場合がほとんどなのです。
ですから、住まいの予算を無理に増やすより、住まいの価格を減らすことが大切なのです。

コストダウンのポイントとしては、耐久性や断熱性能など、住まいに大切な基本性能の部分を削らないことです。
設備の機能省略や仕上のコストダウンなど、住宅の耐久性に関係しない、かつ、10年か20年くらいでリフォームする場所を中心に変更して、住宅の工事金額を調整することがポイントなのです。
リフォームの際に、改めてこだわりの仕上や設備にすれば、住まいのリフレッシュにもつながるので、一石二鳥です。

   

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