住宅建築工事に関する行事と現場

-住まいづくりの第一歩-

 

住まいづくりの第一歩     更新履歴

2011年8月19日更新

 

住まいの建築工事がはじまると、最初に地鎮祭と呼ばれる行事を行ないます。
工事の安全を願うイベントです。
神主さんと建て主、設計者と工事関係者が出席して行なわれます。

そして工事が始まり、住まいの骨組みが出来上がると、上棟式と呼ばれる行事も行なわれます。
昔は餅まきを行なうなど、大きなイベントだったのですが、最近では大工さんなど工事関係者と建て主だけで行う場合が多くなっています。
餅まきの代わりでしょうか、建て主の親族を呼ぶことも多いようです。

住まいの工事に関する行事は、通常この二つです。

工事が始まる前に、近隣への挨拶を済ませておきましょう。
工事中は、工事の車両や騒音などで周囲に住む人たちに迷惑をかけるので、トラブルを防ぐ為には大切です。

住宅の工事が始まったら、出来るだけ工事現場を見に行きましょう。
工事を行なっている人に会っていると、手抜き工事になりにくいですし、住まいの作り方も理解できます。

この現場を見に行く際には、大事なポイントがあります。
動きやすい服装を着て、ヘルメットをつけることが必要です。
あらかじめ設計者などに現場に行くことを告げていれば、ヘルメットは用意してくれるはずです。
普通のヘルメットは安価なので、ホームセンターなどで購入してもいいでしょう。

工事現場では、工事を行なっている人の邪魔にならないように注意します。
特に足元にはいろいろなものが転がっていますから、移動する際には細心の注意が必要です。

そして、現場で気になる部分を変更する場合、工事を行なっている人に直接依頼する事は出来るだけ避けましょう。
設計者に話をして、金額を確認の上で変更するのが基本です。

せっかく現場を見に行ったら、出来るだけたくさん写真にとっておきましょう。
最近はデジタルカメラの性能が良くなっているので、かなりきれいに細かい部分まで撮れます。
後々、住まいにトラブルが生じた際の証拠にもなりますし、リフォームなどの際にも役に立ちます。
なにより、住まいづくりの記録になります。

現場を監理するのは、通常は建築家や設計者ですが、ハウスメーカーの場合は現場監督に任せている場合も少なくありません。
ハウスメーカーでは設計する人と作る人が同じ会社なので、しっかりした監理というのは会社の真面目さ次第なのです。
建築家の場合でも、真面目な建築家ならしっかり現場を監理してくれますが、いい加減な建築家はあまり現場は監理してくれません。

この住まいの工事現場をしっかり監理するには、第三者監理という方法があります。
公平な立場で設計の内容と現場の工事の状況を判断してくれるので、よりミスの少ない確実な監理が行なえるのです。

建て主の あなた が自ら住まいの工事について監理を行なうのは、まず無理です。
しかし、建て主のあなたが現場に頻繁に出向いて、工事を行なっている人たちに雑談や、工事の手順や材料などを気軽に聞いていたりすれば、工事の不手際や手抜きは相当防げます。
現場をじっくり見て、写真を撮っているだけでも、住まいの工事を確実に行なう手助けになるのです。

   

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