工事完了時のチェックについて

-住まいづくりの第一歩-

 

住まいづくりの第一歩     更新履歴

2011年8月19日更新

 

住まいの工事が完了したら、チェックを行なって入居となります。
このチェックを完了検査といいます。

完了検査を行なうのは、建て主、設計者、確認審査機関、工事業者などで、各々別に行ないます。
場合によっては、第三者検査や住宅性能表示制度による検査などもあります。
この完了検査では、見える部分での不都合や違法部分、傷やへこみ等の問題点を発見することが主になります。

通常、建て主による完了検査の際には、建築家や現場監督が同行します。
建て主のあなたが完了検査できることは、大きな傷やへこみ、そして可動部分や設備が正常に働くか、という部分のチェックです。
傷やへこみを見つけたら、写真にとっておきましょう。
なぜなら引越しする際に住まいに傷をつけることも多いので、いつ傷やへこみができたのか、確認するために役に立つのです。
住まいの傷やへこみについては、引越しの前に発見するのが基本なのです。

そして扉や窓、引き出しなど、動く部分は全ての部分を実際に動かしてみましょう。
その時、動きが異常に重かったり、変なガタツキなどがあったら、調整してもらいます。
窓などの可動部分については、引渡しが済んでからでも、早い時期であれば無料で調整してくれるはずです。

設備に関しては、実際に操作を行なうべきですが、通常は1年程度の保証期間もあります。
そこで傷やへこみ以外は、住み始めてからでも間に合います。
基本的な操作や注意事項については、しっかり聞いておきましょう。

完了検査で大切なことは、ちょっとでもおかしいと感じたことは、その場で話して確認してもらうことです。
そして、気になる部分を写真やメモで記録をとっておきましょう。
引渡しの時に手直しがされていなくても、その記録が手直しを依頼する際の証拠となります。

検査が完了したら、不都合部分を修理して、いよいよ引渡しです。
(場合によっては、引渡し後に修理となることもあります)
書類にサインして正式な引渡しとなります。
これでようやく、念願の住まいが自分のものとなるのです。

   

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