住まいの最新トレンドである太陽光発電について紹介しましょう。
太陽光発電は、屋根に設置した発電パネルに太陽光が当たることで電気を作ります。
最近の節電や省エネルギーの点から、話題の設備です。
設置するだけで電気エネルギーを生み出すことが出来るので、非常に優れた設備といえるでしょう。
太陽光発電は、発電パネルの性能が大きなポイントとなります。
発電効率ではHITと呼ばれるシリコン系の発電パネルが優秀で、安定した発電で考えるとCISやCIGSと呼ばれる金属系の発電パネルが効果的です。
HIT発電パネルは発電効率が高いので、狭い屋根でも発電量を確保しやすくなります。
また屋根の一部分が日陰になる場合も、その部分を避けて発電パネル設置しても、発電量を確保しやすくなるのです。
CISやCIGSの金属系発電パネルは、日陰になっても発電量の低下が比較的少なく、夕日などでの発電効率が比較的高めという特徴があります。
太陽が出ている間の発電量を確保しやすいので、年間を通じた総発電量を多めに確保できるのです。
太陽光発電は設置にかなりの費用がかかり、設置コストを減らした電気代で回収できない場合もあります。
現在では売電が高く設定されているので、設置コストを回収しやすくなっていますが、回収できない可能性も少なくありません。
また発電パネルに日陰ができると、発電量が極端に減ってしまう場合があります。
設置した当初は屋根面に日陰が無くても、南側の隣地に建物が建ったりすると、日陰となってしまう可能性もあります。
発電パネルの裏面が結露しやすく、屋根が傷みやすくなる可能性がある点も弱点といえるでしょう。
裏面には日が当たらず温度が低くなるので結露しやすく、さらに発電パネルがあることで通気が悪くなっているので、結露水が乾燥しにくくなります。
そこで屋根材をいためる可能性もあるのです。
設置の際には事前の十分な検討と、工事に細心の注意が必要となるのです。
また太陽光発電システムの設置費用を、発電する電気料金で回収できない可能性もあります。
エコロジーの点では非常に優秀なのですが、コストの面では効果がなくなる可能性も少なくない最新トレンド設備なのです。
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