健康住宅

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住まいづくりの第一歩     更新履歴

2011年8月23日作成

 

住まいの最新トレンドである健康住宅について紹介しましょう。

健康住宅とは、仕上材に自然素材を使った住宅を指します。
壁や天井に木の板や漆喰や珪藻土など、自然の素材を使用することで、自然素材が持つ調湿作用や化学物質を分解したりする効果などが期待できます。

自然素材を使用した健康住宅は、触れた感触や見た目に優しいという特徴もあります。
木板は独特の柔らかさや木目の美しさがあり、空気の湿度を調節する調湿作用もあります。

漆喰は独特のさわやかな白色と、カビを防いで有害な化学物質を分解する効果が若干あります。
珪藻土には、塗り壁ながら柔らかそうな表情と、有害な化学物質を取り込む効果があります。
自然素材の持つ力を住まいの中で上手く活用するのが、健康住宅のポイントなのです。

また効果的な換気を行うことも、健康住宅の特徴のひとつです。
しかし換気については、現在の住宅ならば十分な換気量が確保されていますから、大きな特徴とはいえません。
ただ換気扇など機械を使わずに換気を行う機能が備わっていれば、健康住宅として特徴的といえるでしょう。
ガラリや地窓など、昔ながらの風通しを良くする工夫を活用することで、電気を使わずに換気が出来ます。
また普段使用する部屋だけでなく、空気が滞りがちでカビが生えやすい納戸や物置などの換気も欲しいところです。

健康住宅を特徴としている住まいがありますが、実は現在の法規に適合する住宅であれば、不健康な住宅にはなりえません。
元々不健康な住宅は、10年以上前のハウスメーカーが作っていた有害な化学物質をたくさん使った住宅が代表的なものです。
そのおかげで法規による規制が厳しくなったので、現在では不健康な住宅を作るほうが困難ともいえる状態なのです。

また、自然素材を使っているからといって、健康的とは限らないことにも注意が必要でしょう。
健康住宅といえども、自然素材を完全にそのままの状態で使っていることはほとんどありません。
大抵の場合は何かしらの化学物質が混じっていたり、表面に化学物質である塗料などが塗ってあったりするものです。

木材には表面を保護したり、変色を抑えるために塗装が施されていることが多くなります。
そこで塗装の材料も自然素材であることが大切です。
漆喰や珪藻土では、混ぜる材料の中に化学物質を使っていないことがポイントとなります。

そこで健康住宅を見分けるポイントとしては、素材だけに注目するのではなく、素材の使い方にも注目することです。
安易に化学物質で塗装を行ったり、化学物質の混じった塗り壁を使用する住まいでは、とても健康住宅とは呼べないのです

   

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