第三者監理

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住まいづくりの第一歩     更新履歴

2011年8月20日更新

 

第三者監理とは、設計者や工事業者と直接関係の無い建築士が住宅工事の監理を行なうことで、設計ミスや工事のミスを防ぐ監理方法のことです。

ハウスメーカーや設計者や工事業者による工事の監理では、自分達で工事の内容をチェックする為に、評価が甘くなりがちです。
また不良部分を見つけても、手直しにコストが掛かるために、そのまま見逃してしまうことも少なくありません。

そこで設計や工事に関係が無い、第三者の建築士に工事の監理を依頼すれば、このような甘さや見逃す行為を防ぐことが出来ます。

設計に関しては、図面の不整合や設計ミスを発見することができます。
図面がないと工事のチェックも出来ませんから、通常、第三者監理を行なう場合は図面の内容もチェックすることになります。

工事現場でも、工事のミスがあれば補修のコストを気にすることなく、手直しを行なわせることが出来ます。
(手直しを行なわない場合、工事業者の契約不履行となります。)

このように、第三者監理は優れた方法であるのですが、依頼する際の費用が高額になることと 設計者や工事業者に事前に確認を取る必要があります。
しっかりした設計者やハウスメーカーならば、拒否はしないはずです。

工事業者に対しては、契約の前に確認すれば良いでしょう。
基本的には誰が監理を行なっても、問題ないはずです。

しかし、自分の仕事に自信がありすぎる設計者や、逆に自信が無い設計者は拒否することもあります。
もし第三者監理を希望している場合は、設計者に正式に依頼する前に了解をとっておくことが大切です。

また設計者が本当に信頼できる場合には、第三者監理はあまり必要ありません。
真面目で優れた設計者が監理すれば、第三者監理以上の監理が出来るので、第三者監理を依頼する効果がほとんど無いのです。

   

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