工事監理（現場監理）と現場監督は、名前は似ていますが、まったく異なる人です。
工事監理（現場監理）は、通常の場合、設計者によって行なわれます。
設計図通りに工事が行なわれていることを確認し、工事に間違いがあった場合は手直しをさせます。
設計図に間違いや不備があった場合にも、変更の指示は工事監理者が出します。
工事を設計図通りに行なうように確認・指導するのが、工事監理なのです。
また工事監理を行なうには、建築士の資格が必要です。
現場監督は、たくさんの工事業者のとりまとめを行なう人です。
大工さんや左官屋さんや電気屋さんなど、いろいろな工事を行なう人たちがスムーズに仕事が出来るように工程を管理します。
また住まい全体の作りを把握して、適切な工事が行なわれるように誘導する事が主な仕事です。
設計図の通りに作ることが基本で、図面のミスや不都合部分があっても、変更の前に工事監理者に確認を取る必要があります。
また現場監督は、基本的には特別な資格は要りません。
このように、工事監理（現場監理）と現場監督は、意味合いが大きく異なります。
法的にも工事監理者には建築士の資格が必要ですが、現場監督には不要なのです。
ハウスメーカー 建築家と建築士と設計士と設計者 設計事務所とアトリエ事務所
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