完了検査とは、住まいが完成した時にいろいろな部分をチェックして、問題点を発見する検査です。
もし問題点を発見した場合、手直しを行ってから、住宅の引渡しとなります。
住まいが完成した時に行なう完了検査には、建て主が行なうものの他にも、いろいろな人たちによって検査が行われます。
まず確認が必要な地域では、確認審査機関による完了検査があります。
検査自体は形式的なものですが、法規に適合しない部分があった場合、法規に適合するような手直しが必要になります。
また工事の途中で住まいの計画を変更した場合は、計画変更の手続きが必要になる場合もあります。
この検査に合格すると、検査済証 が発行されますから、忘れずにもらっておきましょう。
また、設計者による検査も、通常は行われます。
ハウスメーカーの場合は、工事業者による完了検査と同時に行うことも少なくありません。
設計者による検査は、設計図通りに完成していることと、不都合部分の確認を行なうことが主なチェック内容です。
真面目な設計者であれば、全ての完了検査の中では、一番念入りに行なわれる検査となります。
ハウスメーカーや工事業者による完了検査は、不都合部分の確認が主なチェックポイントになります。
ハウスメーカーによっては、社長や専門の検査員による完了検査を実施しているところもあります。
ただ完了検査だけでは、住まいの本当の品質は分かりにくいので、住宅の工事中での検査を数回実施しているハウスメーカーの方がより信用できます。
もし第三者監理を依頼している場合は、この第三者の建築士も完了検査を行います。
ここでも中立な立場で検査をしてくれるので、的確な検査が行なわれるはずです。
このように、いろいろな人が検査を行なうことで、住宅の質を確保しようとしているのです。
この完了検査がいい加減な建築家やハウスメーカーは、いい加減な工事を行なっている場合も多くなります。
ハウスメーカー 建築家と建築士と設計士と設計者 設計事務所とアトリエ事務所
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