設計を行なっているところの名称には、設計事務所やアトリエ、建築事務所や設計室、さらには建築研究所や工房など、様々な名称がついています。
この名称を見ることで、事務所の特徴を予想することが出来ます。
設計事務所が最も一般的な名称です。
設計に対する姿勢も、普通の平均的な住宅を設計するものと予想されます。
アトリエは、建築に限らずデザインを行なうところがつけることが多い名称です。
設計に対する姿勢は、住まいのデザインに特化した事務所であることが予想されます。
建築事務所は、設計事務所に近い名称といえるでしょう。
設計に対する姿勢は、平均的ですが、より建築的な住まいを強調しているといえそうです。
設計室は、個人の事務所をちょっと強調しています。
設計に対する姿勢は、個人事務所特有の小回りのよさが住まい設計のポイントといえそうです。
建築研究所は、一見 お堅い印象を受けますが、建築を深く考えることを強調した名称といえます。
設計に対する姿勢は、住まいに対するこだわりの強さを予感させてくれます。
工房は、設計事務所というより実際に住宅の工事を行なうところのような印象を受けますが、設計を行なっているところも少なくありません。
設計に対する姿勢は、手づくりの感覚を重視した住まいの設計がポイントとなりそうです。
名称から受ける印象をいろいろと書きましたが、もちろん、名称だけで住宅設計の本当の傾向が分かるわけではありません。
しかし、いろいろな名称があることを知っていれば、住まいの依頼先を探す際にも役に立ちます。
また初めて会ったときに話題に出すことで、住宅設計に対する姿勢を知る手助けにもなるでしょう。
事務所の名前をつける際には、よく考えた上でつけることが多いので、設計の姿勢も事務所の名前でうかがい知ることが出来ます。
ただ実際に仕事を行なっていく間に設計に対する姿勢が変わっていくことも少なくないので、参考程度で見るべきともいえるのです。
ハウスメーカー 建築家と建築士と設計士と設計者 設計事務所とアトリエ事務所
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