住まいづくりを計画的に行なうには、工事費(工事金額)と見積書を、ある程度正確に把握する必要があります。
実際に工事費や見積書を検討することは、相当困難です。
多くの専門用語や材料名と数字が並んでいるので、素人はもちろん、駆け出しの建築士でも正確な把握は難しいのです。
では、工事費や見積書をチェックする為にはどうすれば良いのでしょうか。
ずばり、見積書を確認するより、図面と同時に見積書をもらうことです。
そして、図面通りの内容に対する見積書であることを確認するのです。
こうすれば、図面を確認すれば、見積書のチェックも済むことになります。
もし見積書に不足分があっても、図面に記載されていれば、図面通りに作る必要があるのです。
工事費は、住まいの予算以内に収まることがポイントです。
最終的に決定する工事費の内容が記載されている見積書については、見積り時点の図面を添付してもらい、これを確認することが確実な方法といえます。
また住宅の工事の途中で材料などを変更する場合、見積書を作成してもらい、金額を確認してから変更することが基本です。
最低でも、工事金額の差額を口頭で確認した上で、変更することが大切なのです。
この時、変更した日と金額をメモしておきましょう。
工事途中での変更は、住宅の最終的な支払いの際に問題となる事も少なくありません。
そこでしっかり記録をとっておけば、無用なトラブルを防ぐことが出来るのです。
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